わたしがお嫁に来た昭和50年代までは、まだまだ 羽織をよく見かけました。
羽織の丈は 写真(1)くらいが普通でした。
帯が隠せるとか、建物の中でも 脱がなくていいので 便利ではありましたが、
いかにも お母さん、奥さん、という感じ。
それが イヤで 着ない、という人がだんだん増えたのか
一人で着物を着る人が少なくなり 礼装の着物が多くなったためか、羽織姿の人が少なくなってきました。
古い着物を見ていると 一つ紋の付いた礼装という感じの羽織を見かけます。(3)
しかも 今まで持っていた羽織より 長めなのです。
これを訪問着に合わせると(2) ほら、なんかいい感じでしょう?
というわけで 自分の紋を付けた 黒い羽織を作りました。(4、5)
なんだか、改まった感じで、しかも お母さんという感じでなくて ちょっと優雅な雰囲気。
満足 満足♪
ポリの長羽織は、汚れよけにもなって、またいい感じです。(7)
(写真では羽織の上にマントを羽織っています)
さて、6は祖母の羽織をなおしたものです。
紋付きで絵羽織になっていますが、大変丈が短く、まるで上っ張りという感じで優雅さに欠けていたのです。
ぎりぎりまで長くしたので、裾には模様が無く、薄っぺらな感じになりましたが、
遠目にはわからないでしょう。
これで、優雅な気分で着こなせます。
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