2007/9/1〜2
息子が富山にいる間に一度行ってみたいと思っていたのが
八尾のおわら風の盆です。
今回、念願かなってひょんな事から急に行けることになりました。
ただし、6月になって急に決めたため富山県内の宿としては
高岡市の駅前ビジネスホテルしか空いていません。ちょっと大変です。
今日から9月ですが、名古屋はまだまだ蒸し暑いので
小千谷縮みに麻の長襦袢です。
行きの特急しらさぎです。
お昼に着いたので早速息子に旨い安いの回転寿しに連れて行ってもらいます。
すし玉です。
珍しいものをあれこれ頼んでみました。
太刀魚 | 白エビ | カワハギ 肝付き |
さすトロの炙り (カジキマグロの トロをあぶった物) |
ホタルイカ |
その後高岡市に向かい、途中で
加賀二代藩主・前田利長公の菩提を弔った
曹洞宗 高岡山 瑞龍寺に寄りました。
贅を尽くして建てられたお寺は
イザという時にはお城の代わりになるほどの規模だったそうです。
平成の大改修で一部が国宝に指定されたそうです。
中心の仏殿(国宝) 屋根が鉛葺きで美しく、かつ いざというときには鉄砲玉も作れる。 山門までぐるりと回廊が続いています。 |
仏殿の真後ろに位置する 法堂(はっとう) 利長公のご位牌が安置されています |
このあと宿に行き、夕食まで一眠り。
遅めの夕食をインド料理屋で取り遅くまで粘ってから出発です。
11時に八尾に到着、公式の時間がちょうど11時に終了なので
臨時駐車場に指定されたアリーナに入るのに苦労しました。
そこからかなり八尾の町まで歩きます。
足もとは地下足袋草履なので大丈夫。
帯は昼間と同じですが胴部分は裏返して違う柄になっています。
闇夜のカラスにならぬよう、目立つ色の浴衣です。
まぜごはんさんにクジャク浴衣と命名して頂きました。
ただ、寒いという話だったので半襟付きの半襦袢を着ましたが
襟元が暑かったです。浴衣で十分です。
おお、いよいよぼんぼりの灯が見えてきました。
街に入ってしばらく歩くと人だかりが見えます。踊りの列が来るようですね。
ゆったりした静かな唄声が聞こえてきます。
低めの三味線の音に胡弓の伸びやかで、悲しげな音が響きます。
踊りの列が過ぎるとまた静かな街ですがぼんぼりや垂れ幕、所々開いている店、そぞろ歩きの観光客。
真夜中、気温20℃ほどですが、ほの暑い熱気がここ彼処に漂っています。
踊りの列は観客を意識せず、自分たちの行事という風情ですね。
石畳がきれいな町並みの諏訪町では
観光客がそぞろ歩きを楽しんだり、ベンチに腰掛けたり
おやおや・・よその家の前で横になって寝ている人もいますね。
さて、クジャク浴衣は目立ちますか、それとも風景に溶け込んでいますか?
坂の街を歩き回って足が疲れました。そろそろ帰りますか。
ホテルに帰って、寝ました。出発は朝10時です。
帰りの 特急しらさぎ |
駅弁の 甘エビすしと 焼き鯖すし |
はい、とても すばらしい旅でした。
息子よ本当にありがとう。
ところで、こちらがおみやげの玉天
卵白の泡立てた物を甘くして固めて周りに黄身を付け焼き色を付けた和菓子です。
八尾の街を目指して歩いている途中に玉天の看板を見て
これはいったい何屋さん?てんぷら?うどん?
と思いながら街にはいると、とあるお店屋さんの前の台に人だかり。
それがこの玉天。あら、お菓子屋さんだったのね♪〜
こちらの箱は残り2つとの声に、あわてて、一箱ちょうだい!
ふんわりもっちり、ちょっと卵焼きの風味があって、甘いお菓子でした。