上の2枚は、かつてよく着物を買った呉服問屋のおばちゃんの仕立てです。
彼女は腕に覚えがあり、美しいキモノに載っていたリバーシブル着物の話をすると、
私が作ってあげると言って、仕立ててくれたものです。
生地はもちろん彼女のお店で買った物。
さて、いつもの呉服屋さんに頼む物がなくなってきました。
で、突然思いついたのです。
そうだ!
裏の必要なウールとポリの反物があるじゃない。
ダメ元で頼んでみよう。
“これでリバーシブルの着物が出来ないでしょうか?
難しかったら、襟は広襟でポリの反物で総裏というだけでもいいんですよ。”
待つことしばし。
出来てきました♪
仕立屋さんに、さんざん文句を言われたと言うことです。
でも、その仕立屋さん、実は本を読んで研究してくださったのだそうです。
感謝感謝
掛け襟の位置も表と裏でずらしてあります。ごろごろしないためです。
ちょうどいい具合にウイリアム・モリス柄のテーブルセンター用布で作った帯があります。
どちらの着物にも合うのでラッキー♪
左のウールには引き抜き角出しで結び、
右のポリには引き抜きお太鼓で結んでみました。一応タレものですからね。
で、早速、先日出張旅行に持っていきました。
仕事あとの食事会に2日違った着物で行くことができました。
裏も表も表地なので普通の着物よりずっしりします。
でも、2枚持っていくことを思えばずっと少なくて済みます。
ウールとポリと木綿のお気楽旅行セットです。