私の留め袖


留め袖は
私が着物を自分で着られるようになりたいと思った
きっかけになった着物です

いつも着物を実家の近くの美容院で着付けてもらっていた私は
ある時遠方の結婚式に出席することになり
なじみのない着付け士さんに着付けをしてもらうことになったのです

ところが私の留め袖は
比翼仕立てになっていなかったし
帯も二重太鼓専用帯の模様付けだったために
着付け士さんはご機嫌斜めでした
また美しく着付けてもらったのですが
きつかったので次第に苦しくなってきたのでした

その時以来
どんな場所でも自分で着られるようになりたいと
強く思うようになったというわけです


今回,自分で着物を着るようになってから
初めて留め袖を着て親戚の結婚式に出ます
うまくいくか心配です



広襟白の長襦袢です
白と金の
刺繍半襟を付けました
白のかさね下着です
着物と同じサイズで
膝上から裾が袷
それ以外は単衣です
留め袖です
比翼仕立てには
なっていません
肌着の上に
上記の三枚を着るので
こんな感じになります

三枚の襟をすべて
折り曲げるので
襟元がずいぶん
分厚くなってしまいます
一式です

留め袖
袋帯
刺繍鼻緒の
竹側南部表の草履


なかなかの重量です

さて,2枚重ねになっていても
着物を着るのはそれほど難しくはありません
ただ,着ずれしにくいように
ゴムの腰ベルトと
コーリンベルトを使いました
(何と言っても重量がありますからね)

問題は帯です
大変に重い唐織りの帯です
しかも隠れるところには模様がないので
自分で締めるには注意が必要です

そこで,当日焦らなくても良いように
あらかじめ帯を畳んでおいて
胴に巻き付けるだけにしました


まず
お太鼓を
作ります
裏を向け
手の部分を畳み
手の下辺を
お太鼓の下辺に
合わせま
胴に巻く
部分を
折り曲げて
きて
手先を
お太鼓に
差し込みます


表に返して
みます

こんな感じに
なっています
帯揚げと
帯び締めを
セットします
わかりやすいように
目立つものに
してみました

胴の白い部分が
見えているので
折り方を調節します

あとは胴に巻く
だけです
裏を返して
胴に巻き付けた
感じです
壊れないように
クリップで
留めておきます

胴に巻いた後は
帯揚げ枕紐と
帯び締めだけで
ほどけないように
留めることになります

もう一度表に
ひっくり返して
みます

完成です

帯をぎゅーっと
締めるには
ちょっとしたコツが
いりました


せっかくの鼻緒
全然見えませんね

6月の結婚式は
ホテルの空調も
いまいちで
自分で着るのは
結構汗をかきました


しかし大満足です


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