徳川園山車揃え

筒井町湯取車

2006/6/4


徳川園山車揃えのポスターを見ました。
6月4日(日)11:00と書いてあります。
一体何があるのでしょうか。

ちょっと出かけてみることにしました。
徳川園周辺で出車の出るお祭りがあることは何となく知っていたので、
11時より早くその辺りへ行かなければならないでしょう。
9時半に家を出ました。

筒井町に近づくと早速こんな立て札を見つけました。

ほどなくこんなちょうちんの出ている家があります。
そこに貼ってあるポスターです。
あ、はるか前方ひょっとすると・・・・


おぉ、山車です。

前にまわると筒井町と書いてあります。
横の建物は湯取会館と書いてありますね。
誰か山車に上っていますね。
山車の覆いの下には、お囃子の人が乗っています。

どうやら、お人形さんの調整をしているようです。
まわりに紙吹雪のあとがあるのは、リハーサルをした名残でしょうか。
その結果どこか不具合が見つかったのでしょう。


よく見ると、おぉ、お人形さんの胴は、まさしくからくり。
どこかの糸を引くとお人形さんの手が動いています。なおったのかな。

はい、着物を着せてもらって、完成! いよいよ出発ですね。
実はここでこっそり内緒話をしますとね、
一番左の状態から着物を着せたので、
お人形さんの着物が左前になってしまったのですよ。
山車の下からお兄さんにそのことを教えてあげたので、ちゃんと前合わせが正しくなりました。
お兄さん、ええっ?と言って隣のお人形さんと見比べてましたけど・・・


さあ、沿道のあじさいなども咲いているなか、
長老達の先導でゆっくりと徳川園に向かって出発です。
お巡りさん、ご苦労様。あ、牡丹の植え込みが、しゃれた竹垣で囲ってありますね。
長老達は浴衣に夏物の袴と絽の羽織です。

お、曲がり角では車をてこで少し浮かせて引っ張り回します。

道の電線に接触しないように山車の屋根が下がっています。
あ、屋根が上げられました。いよいよ徳川園ですね!
屋根の下の柱には津島神社の御札が貼ってあります。

ぴいひゃらどんどん、なかなか迫力のある生のお囃子にあわせて
お人形さんは首を振っています。時々鼓も打ちます。
あれ!せっかく良い位置で待っていたのに、山車が前に進んでしまいました。

見ると、徳川園の中庭、徳川美術館の正面には段が設けられ、
筒井町の長老達が徳川美術館の館長さんから何かとお酒をおし頂いていますね。
この館長さんというのは、実は尾張徳川家の第22代当主の徳川義崇氏なんですよ。
世が世なら尾張の殿様ですね。


さぁ、殿様からお酒を賜って、いよいよお披露目です。

というわけで、せっかくの筒井のお披露目の時、私のいた場所が悪くて
巫女さん衣装のお人形さんがかがんでお釜で何かすると・・・
人々の歓声が上がって紙吹雪が上がった・・・・ことしか見えない・・・・・・(T_T)

筒井の湯取車は去っていきました・・・・・

これではいけない。人混みを分け前にまわり、からくりの見えるところに陣取ることにしました。

新出来町の山車は唐子が台の上で逆立ちをしました。台がぐるぐる回ります。

次に来た中切町の赤マントの唐子は深くお辞儀をすると何かに見える?
よくわかりません・・・・


次の古出来町の赤毛唐子は背中に乗って逆立ちです。
上手い上手い、拍手喝采。


古出来町の山車の後ろ姿です。水引幕のきれいな刺繍が印象的でした。

ゴム草履と帽子のおかげで機動性よく、良い写真がたくさん撮れました。
さわやかな薄曇りの本当にいいお祭り日和でした。
明日は熱田祭り、名古屋の夏、浴衣姿の夏の始まりです。
この綿着物も実は浴衣です。


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