タマネギ染め・麻の付け帯



麻布を タマネギで染めて 付け帯を作りました

半年分のタマネギの皮を大鍋でぐつぐつ煮ます。非常に濃い茶色の染め液ができました。
媒染剤として 硫酸第一鉄と 焼きミョウバンを使ってみました。

麻布の一部を煮え立つ染め液にさっとつけた後、媒染剤を溶かした液にまたさっと浸けます。
そうやって部分的に染めて 模様にしました。

A面 B面

お太鼓用の部分は 裏表模様を替えて リバーシブルにしました
幅は 30cm、長さは 85cmです
上から7cmの所に ヒモを付けてみました

白い部分は 染め残し、黄色は ミョウバン液で媒染。茶色は鉄媒染。濃い茶色は 二度染めです

麻布が不足していたので 胴に巻く部分は芯が露出しています。
布が十分あれば リバーシブルにできます
全長は150cm、手先(裏のあるところ)は60cmです (裏なし部分は90cm)
大柄な人は 幅を広めにすると良いでしょう(私は身長153cm)

手先と反対側の端は
このように縫いました
胴に巻くとき
指を入れて
しっかり締めるためです

(見本は、別の帯です)
m(_ _)m


では、この帯の締め方を お見せします

タレにヒモが付いているし、胴部分でさらに お太鼓を固定するので
かなり安定した お太鼓結びができます

胴にひと巻きします
クリップを用意しておくと便利です
手先と わっかに入れた指で
ぎゅーっと締めます。
手先が 真ん前よりかなり
行き過ぎるあたりに
クリップで留めておきます
タレの部分を付けます
ヒモは前で結び
帯の中に隠します


帯枕、帯揚げをして
普通の帯のように
お太鼓の形を作ります

仮ヒモを使うと
途中で崩れません
前で留めて置いた
手先をはずし

お太鼓に通し
帯締めで押さえます
帯締め、帯揚げを整えたら
はいできあがり
B面の方で
お太鼓を作ってみました


綿紬の浴衣を
着物のように着て この麻帯を締めてみました
これで 夏の準備は 万全です。


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