正座椅子

三味線のお稽古をはじめました。

三味線のお稽古をするのに正座をするのですが、
足がしびれてきて練習どころではありません。

日常ではなかなか長い間正座をすることがないので、
少々練習では、とても長い間の正座に耐えるようにはなりません。

見ると他の人も座布団を2枚折りにして座布団の上に縦に置いてその上に座っています。
でも、ちょっと大げさだし、座布団を2枚占有してしまいます。



母が牛乳パックで作った椅子と作っていうのをくれました。
牛乳パック24個を縦に並べて作るのだそうです。


まねをして正座用にごくごく低い椅子を作るのはどうでしょうか。
お尻がわずかに乗って、しかも膝の高さもあまり変わらず、
足先にお尻の重みがかからない程度の高さがあれば良いのです。
高さ5cmではどうでしょうか。

できあがった高さ5cmと6cmのチビ正座椅子を
もとの椅子の上に乗せてみました。
大きさの違いがわかっていただけるでしょうか。



1               2

牛乳パックを洗って、乾燥させ、切り開きます。
ただし、底の部分は十字に切って1のように開きます。

次に、上の部分も三角形になるように切ります。折り目で切ればいいです。
2のようになったところで

それぞれ端から5cmの所に線を引き
2のように折り目と線の交差点を結んで線を引きます。
2と同じ形で5cmの高さのものが2個できることになります。

切り取って捨てるところを間違えないように斜線を引いておきます。
3のようになります。

折り線は4のように定規を使って折り曲げます。
5のように同じ物を6個作ります。
6個作るには1リットルの牛乳パックが3本必要です。

6のように1個ずつ折り曲げて3角柱にして、
7のように作り、開かないようにテープで、止めます。
一辺だけは2重になります。

10

8のように同じ物を6個作り並べます。6角柱のできあがり。
さらにテープでしっかりまとめます。ガムテープでしっかり留めましょう。
9のように切り開いた牛乳パックを上と下の面と同じ形に2枚ずつ切りとりテープで固定します。

10のように全体を布で包みます。
上の面はキルティングの布を付けました。多少はクッション性があります。
綿を入れるとさらにクッション性が高くなります。

バッグにも入る、軽くてちっちゃな正座椅子の完成!

耐久性を調べるべく早速使ってみましょう。

使ってみての注意点です。
小さい椅子なので、端に重みがかかります。
牛乳パックが2枚重ねになっている面を外にして並べるのが良いと思います。
今回は考えなかったので、どうなっているか不明。
次に作る時に注意しましょう。

さて、高さ5cmはかなり低いので、7cmくらいの方が、座るには楽です。
ただしその場合、牛乳パック1本から三角柱が1個しかできないので、
牛乳パックは6本と上下の補強に1枚ずつ(1本で2枚取れます)
合計8本必要になります。

これは高さ8cmのものです。
ただ高さの割に座面が小さいので不安定になります。
このサイズでは6〜7cmくらいの方が扱いやすいようです。


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